広大熱工学メルマガ77号(2013.8活動報告)

                 広島大学大学院工学研究科 熱工学研究室
                    (松村・井上・神名・柳田研究室)
                            松村幸彦
                            井上修平
                            神名麻智
                            柳田高志

かなり涼しくなりました。風邪など引かぬよう、体に気をつけてお過ごし下さ
い。メルマガの発行が送れて申し訳ありません。今年8月の活動報告を送らせて
いただきます。

8月にはNayとKelly の本審査がありました。また、学会発表も行われています。

10月頭の現在、海外共同研究でマレーシアに行っていた福富君とタイに言って
いた福田君と宇並君が帰国、マレーシアに松本君が滞在中です。また、マレーシ
アに滞在していた柳田助教も帰国しました。何とか成果を論文にまとめられない
かと、学生にはフォローアップを進めてもらっています。

今回は寄稿を当時D3のPhacharakamol Petchpradab Phothisantikul様、M1の重信
剛也様からいただいています。発行が遅くなったために少し季節感にずれが出て
しまいました。申し訳ありません。

■ 寄稿(Phacharakamol Petchpradab Phothisantikul様)

Good summer time, I'm Phacharakamol Phothisantikul, third year doctor
student in Thermal Engineering laboratory. Almost three year in Japan,
I have spent my wonderful time for PhD study, Japanese language and
Japanese culture. I have learned a lot during studying here, not only
PhD study life but about the way of life.

Japanese people have a great split for their work, in my laboratory,
almost of Japanese student have a good knowledge on their study and can
apply to the realistic problem. I think this point is very important
for every engineering student. Many students have studied a lot but
cannot use their knowledge effectively. So this is very good chance for
me to learn and practice with this good environment.

Numberless of my experiment, I did, sometime success, sometimes not.
The important thing is how we can solve the problem. I learned that a
systematic thinking can solve the problem effectively. My research is
hydrothermal pre-treatment for ethanol production.

Working with real biomass feedstock is unpredictable. First we have to
know well about our biomass feedstock then assume the problem and prove
it with the foundation theory which we studied. In my hydrothermal pre-
treatment team, we use different experimental apparatus with various
benefits. Everyone have their own experimental problem but while we
solve the problem together, we learn a lot and a lot effort and patience
are also crucial in order to successfully conduct the experiment. So
team work is one of the important things to me to help each other skill
up together.

I'm so thankful to my professor and my laboratory colleague to light and
guide my way.

■ 寄稿(重信剛也様)

こんにちは。今回寄稿を担当することになりました、M1重信です。8月も終わり
を迎え、秋の気配がしだいに感じられる季節となって参りました今日この頃です
が、皆様いかがお過ごしでしょうか。

最近では、8月末から全国的に続いておりました雨もあがり、西条では過ごしや
すい日が続いています。こちらでは幸い、大雨による大きな被害はありませんで
したが、全国的には洪水や突風等で大きな被害を受けた地域もあったことを
ニュース等で拝見しておりました。お住まいの地域、故郷等で被害に遭われた
方々には、謹んでお見舞い申し上げます。

大雨による被害を近年よく耳にするようになってきたように感じられますが、地
球温暖化がその原因の一つだと考えられているようです。私もまだ大学院生とし
て研究指導を受けている身ではありますが、エネルギー分野に携わる人間として
自分の研究が、将来このような被害を抑制することにつながれば何よりだなと感
じております。

一方、研究のほうはと言いますと、最近は国際学会の要旨の作成にあたっており
ますが、なかなか思い通り進まず、研究をまとめることの大変さを痛感しており
ます。また、研究をまとめるにあたって、自分のこれまでの研究に対する取り組
みの甘さについても感じさせられています。今回が、私自身初めての学会です
が、この経験を次に生かしていけたらと思っています。

まだまだ未熟者で、周りを見習っていかなければならない私ですが、大学院での
2年間を無駄にせぬよう、精一杯自分にできることをやっていけたらと思いま
す。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

昼夜温暖の差が激しい季節となって参りますので、風邪などなさいませぬようお
気をつけくださいませ。

■ 8月の学会発表、講演等

<国内学会発表>

Kornpat NAIYAPORN, Phacharakamol Petchpradab PHOTHISANTIKUL,Machi
KANNA, Yukihiko MATSUMURA: Enzymatic hydrolysis for cellulose in
homogeneous phase, 第22回日本エネルギー学会大会, 講演番号3-10-3,
2013.8.5-6, 東京.

Tau Len-Kelly YONG, Yukihiko MATSUMURA: Reaction pathways of phenol and
benzene conversion in supercritical water, 第22回日本エネルギー学会大会,
講演番号3-04-4, 2013.8.5-6, 東京.

和田泰孝, 尾山圭二, 山〓寿樹, 内山一郎, 山村幸政, 久保田晴仁, 松村幸彦,
美濃輪智朗, 野口琢史, 川井良文: 超臨界水ガス化プロセスによる焼酎残渣の長
時間連続ガス化試験結果, 第22回日本エネルギー学会大会, 講演番号3-02-4,
2013.8.5-6, 東京.


<講演>

同前豪: ボールミルを用いた水熱条件下でのユーカリの粉砕, 第11回広島大学バ
イオマスイブニングセミナー, 2013.7.17, 東広島.

Yukihiko Matsumura: Hydrogen production from biomass in supercritical
water using activated carbon catalyst, PutraCAT Public Lecture "Hydrogen
for Sustainable Energy", Aug. 26, 2013, Kuala Lumpur, Malaysia.
(Invited)

<その他>

松村幸彦: 座長, セッション3-06(1) 震災復興, メタン発酵等,第22回日本エネ
ルギー学会大会, 2013.8.5-6, 東京.


○関連トピックス

昨年、バンコクで開催した国際会議のJCRENですが、今年度は11/25-26に東広島
で開催です。ご参加いただければ幸いです。

http://home.hiroshima-u.ac.jp/~hpthermo/jcren/ (昨年のページです。今年度
作成中。)

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