広大熱工学メルマガ63号(2012.6活動報告)
広島大学大学院工学研究科 熱工学研究室
(松村・井上・神名・柳田研究室)
松村幸彦
井上修平
神名麻智
柳田高志
日に日に暑さが募っていきます。初夏の気候の中、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
6月は着々と研究を進める時期。研究装置も順に動き出し、夏休み前にある程度の方向性と
データを出しておく必要がありますので、各学生も実験、計算を進めています。
研究室スタッフ側は、各種のイベントにも忙しくしています。松村が類長の今年度ですが、
並行してキッズシンポジウム、伝熱セミナー、チュラロンコン大学との共催の国際学会
JCRENを研究室スタッフがかなり中心となって動かしていく必要があります。また、松村、
神名、柳田は1月に広島であるバイオマス科学会議の実行委員も務める必要があります。
もちろん、成果も出していく必要があります。どうやって効率よく業務をこなしつつ、論文
を出していくのか、各メンバーの工夫が大切になりそうです。
今回は、スタッフカラムを神名助教から送らせていただきます。また、寄稿をM1の福田有輝
様からいただいています。
■ スタッフカラム(神名麻智)
皆様、こんにちは。神名です。
熱工学研究室にきてから1年がたちました。この1年本当にあっという間の1年でしたが、同
時に、多くのことを学び、自分自身を見つめなおす1年でもあったと思います。周りの環境
にも本当に恵まれていて、多くの方々に支えられながら、日々すごしております。
これからもより良い研究ができるよう、希望を持って、日々努力していきたいと思います。
今後とも皆様のご指導およびご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
■ 寄稿(福田有輝様)
じめじめした梅雨も終わりに近づき、夏らしくなってきた中、皆様はどうお過ごしでしょう
か。私たちM1は、研究、授業に追われる毎日を過ごしています。中でも私は海外共同研究
も重なりまして忙しくも、充実した研究生活を過ごさせていただいています。
海外共同研究の研修のなかで英語を使う機会が増えて、スピーキングの大切さを実感してお
ります。実際のコミュニケーションのなかで、人にどう伝えるかというのはとても重要で
す。TOEICの点数も大事ですが、せっかく留学生の多い熱工学研究室、もっとスピーキング
してみませんか。私はとりあえずM1初めてのTOEIC600目指して頑張ります。
■ 6月の学会発表、講演等
<論文・総説(査読あり)>
神名麻智, 松村幸彦: 各種微生物の増殖曲線に関するMonod式の適用可能性, J. Jpn.
Petrol. Inst., 55(4), 236-240 (2012.7)
<国際学会発表>
Mohd Hafif Basha Mohamad Jamal Basha, Yukihiko Matsumura: The effect of sodium
chloride salt on supercritical water gasification of ethanol fermentation residue
of seaweed, The 2nd International Conference on Process Engineering and Advanced
Materials (ICPEAM2012), Jun. 12-14, 2012, Kuala Lumpur, Malaysia
Y. Matsumura, S. Inoue, C. Promdej, A. Nakamura, K. Oyama, Y. Shimizu, Y.
Yamamura, Y. Kawai, T. Minowa, Y. Noda, T. Noguchi: Effect of inorganic material
in feedstock on pressure loss in supercritical water gasification reactor,
2BV.2.6, 20th European Biomass Conference & Exhibition: Setting the course for a
biobased economy, Jun. 18-22, 2012, Milan, Italy.
Y. Matsumura, C. Promdej: Change of kinetic rates on hydrothermal gasification of
model biomass in supercritical water, 2BV.2.54, 20th European Biomass Conference &
Exhibition: Setting the course for a biobased economy, Jun. 18-22, 2012, Milan,
Italy.
T. Yanagida, Y. Matsumura: Proposal for energy independent phosphorus recovery
system from livestock manure by supercritical water gasification, 2CV.1.9, 20th
European Biomass Conference & Exhibition: Setting the course for a biobased
economy, Jun. 18-22, 2012, Milan, Italy.
P. P. Phothisantikul, M. Kanna, Y. Matsumura, K. Laopreeda, T. Charinpanitkul:
Behavior of model biomass in hydrothermal pretreatment in continuous-flow system,
3DV.1.35, 20th European Biomass Conference & Exhibition: Setting the course for a
biobased economy, Jun. 18-22, 2012, Milan, Italy.
Y. Iba, S. Inoue, Y. Matsumura: Reduction of Boundary Thermal Resistance using
Single-walled Carbon Nanotube Film, 632, 13th International Conference on the
Science and Application of Naotubes, Jun. 24-29, 2012, Brisbane, Australia.
<国内学会発表>
丹田翼, 松村幸彦, 北原博幸: 空気除湿と除湿剤再生に関するスプレー塔の物質移動特性,
第49回日本伝熱シンポジウム, SP17, 2012.5.30-6.1, 富山.
李承珪, 井上修平, 射場勇士, 松村幸彦: カーボンナノチューブによる充填層の有効熱伝導
率の向上, 第49回日本伝熱シンポジウム, SP24, 2012.5.30-6.1, 富山.
射場勇士, 井上修平, 松村幸彦: 表面処理した垂直配向単層カーボンナノチューブ薄膜の熱
抵抗の測定, 第49回日本伝熱シンポジウム, B323, 2012.5.30-6.1, 富山.
富永隆嗣, 井上修平, 射場勇士, 松村幸彦: 四重極質量分析装置による単層カーボンナノ
チューブ合成過程のその場分析, 第49回日本伝熱シンポジウム, B334, 2012.5.30-6.1,
富山.
<受賞> (昨年度3月なのですが、何かのはずみで報告を忘れていたようです。)
阿久根亮: 日本機械学会中国四国学生会 第42回学生員卒業研究発表講演会優秀発表賞,
2012.3.7
中原大輔: 日本機械学会中国四国学生会 第42回学生員卒業研究発表講演会優秀発表賞,
2012.3.7
<その他>
松村幸彦:座長, セッションB34 マイクロ伝熱7, 第49回日本伝熱シンポジウム,
2012.5.31-6.1, 富山.
Yukihiko Matsumura, Scientific Committee, Paper Review Expert, 20th European
Biomass Conference & Exhibition: Setting the course for a biobased economy, Jun.
18-22, 2012, Milan, Italy.
Yukihiko Matsumura, Chairperson, Session 2DO.11 Pyrolysis of Special Feedstock,
20th European Biomass Conference & Exhibition: Setting the course for a biobased
economy, Jun. 18-22, 2012, Milan, Italy.
○関連トピックス
チュラロンコン大学のTawatchai先生と共同で再生可能エネルギーとナノテクノロジーの会
議を開催します。興味のある方は添付の案内を参照してお申し込みいただければ幸いです。
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