広大熱工学メルマガ46号(2011.1活動報告)

                     広島大学大学院工学研究科 熱工学研究室
                            松村幸彦
                            井上修平
                            吉田拓也


雪も降り、寒い日が続きます。皆様いかがお過ごしでしょうか。今年1月の活動報告です。

1月にはバイオマス科学会議が大阪で開催され、研究室から多くの学生が参加しました。
ポスターがメインの学会ですが、口頭発表では Chutinan が発表しました。参加者それぞ
れに経験を積んだものと思います。

卒論の最終発表が行われました。基本的な部分は押さえて、ほぼしっかりした発表ができ
ていました。一方、修論の最終発表に向けて、修士の学生は最後の追い込み中です。OB
の方からの差し入れなど歓迎します。

リクルートの季節となり、学生も浮き足立っている感じがあります。グループミーティン
グに欠席する学生も多いですが、欠席する場合にはあらかじめ連絡するように指導してい
ます。研究室生活の最低限のことができていなければ、就職活動もうまくいきません。

1月の活動報告をお送りします。今回は、井上和裕様から寄稿を頂いています。


■ 寄稿(井上和裕様)

09年卒(現・潟fンソー)の井上和裕です。

先日、リクルータ訪問した際に研究室に久しぶりにお邪魔させて頂きました。約一年経っ
てメンバーが増え、一段と研究室が狭くなったように感じます。松村先生も忙しく、さら
にパワフルに活動しており、先生に厳しく指導されていた少し前の自分を思い出して、学
生生活を懐かしく感じました。

私は、2010年4月にデンソーに入社し、同年10月に冷暖房技術2部という部署に配属となり
ました。ここでは、マツダ向けのエアコンの設計を行っており、馴染みのある広島と関係
のある仕事ができる喜びを感じております。

また、配属されてから現在非常に感じていることですが、コミュニケーション(報連相)
を大切にするということです。私のグループでは週2回のミーティングが行われており、
自分の仕事の進捗状況をしっかりと報告する必要があります。今思えば、毎週行われてい
たグループミーティングや、ゼミ発表などが非常に活かされていると感じています。

最後に、社会人の自由時間は非常に少ないので、いろんなことを経験しておくことをお勧
めします。特に、海外旅行は多く行っておくべきだと思います。今の内に様々な文化に触
れ、多くのことを学んで下さい。そして、グローバルな社会で活躍できるよう頑張って下
さい。


■ 1月の学会発表、講演等

<国内学会発表>

Chutinan Promdej, 松村幸彦「Change of behavior of reactions in sub- and
supercritical water for hydrothermal decomposition of glucose」第6回バイオマス科
学会議, 講演番号O-12, 2011.1.12-13, 大阪.

柳田高志, 山下泰直, 松村幸彦「バイオエタノール生産の酵母培養における湿式酸化法N,
P,K循環システムの評価」第6回バイオマス科学会議, 講演番号P-02, 2011.1.12-13, 大
阪. (ポスター)

中嶋稔, 吉田拓也, 松村幸彦, 美濃輪智朗「粉砕水熱前処理装置を用いたバイオマスの糖
化の有効性」第6回バイオマス科学会議, 講演番号P-14, 2011.1.12-13, 大阪. (ポス
ター)

Jaruvee Chudthong, 吉田拓也, 松村幸彦「Hydrothermal pretreatment of
lignocelllosic biomass in the continuous flow reactor」第6回バイオマス科学会議,
講演番号P-20, 2011.1.12-13, 大阪. (ポスター)

Hendrex Kazembe-Phiri, 松村幸彦, 美濃輪智朗「Reaction parameter determination for
glycerolysis of bio-oil as pretreatment of ethanolysis biodiesel production」第6
回バイオマス科学会議, 講演番号P-39, 2011.1.12-13, 大阪. (ポスター)

小西拓郎, 松村幸彦「高温高圧水中におけるグルコース分解に関する反応熱の測定」第6
回バイオマス科学会議, 講演番号P-44, 2011.1.12-13, 大阪. (ポスター)

高井北斗,Chutinan Promdej,松村幸彦「超臨界水ガス化におけるグルコースの反応特性
に及ぼす酸触媒の影響」第6回バイオマス科学会議, 講演番号P-45, 2011.1.12-13, 大阪.
(ポスター)

山下康貴,松村幸彦,吉田拓也「バイオマスモデル物質の超臨界水部分酸化ガス化におけ
るギ酸の添加効果」第6回バイオマス科学会議, 講演番号P-46, 2011.1.12-13, 大阪. (ポ
スター)

山下泰直,上中康平,井上修平,松村幸彦,川井良文,清水嘉久,野田洋二,美濃輪智朗
「バイオマスの超臨界水ガス化における反応特性の分類」第6回バイオマス科学会議, 講
演番号P-47, 2011.1.12-13, 大阪. (ポスター)

Mohd Hafif Basha,吉田拓也,松村幸彦,都留稔了,中島田豊,美濃輪智朗,三島康史
「The effect of salt on supercritcal water gasification of ethanol fermentation
resudue of seaweed residue」第6回バイオマス科学会議, 講演番号P-48, 2011.1.12-13,
大阪. (ポスター)

宗綱洋人,美濃輪智朗,松村幸彦「活性炭触媒懸濁系における廃グリセリンの超臨界水ガ
ス化特性」第6回バイオマス科学会議, 講演番号P-49, 2011.1.12-13, 大阪. (ポスター)

上中康平,井上修平,松村幸彦,野田洋二,宗綱洋人「グルコースの超臨界水ガス化にお
ける反応器閉塞」第6回バイオマス科学会議, 講演番号P-50, 2011.1.12-13, 大阪. (ポス
ター)

山崎慶彦,井上修平,松村幸彦,美濃輪智朗,清水嘉久,野口琢史,野田洋二,川井良文
「高温高圧下における鶏糞粉砕物の流動特性」第6回バイオマス科学会議, 講演番号P-51,
2011.1.12-13, 大阪. (ポスター)

中村昭史,清水嘉久,山村幸政,山崎寿樹,尾山圭二,内山一郎,藤井幹人,美濃輪智
朗,川井良文,野口琢史,野田洋二, Chutinan Promdej,松村幸彦「超臨界水ガス化パイ
ロットプラントにおける無機固形物が機器圧力損失に与える影響」第6回バイオマス科学
会議, 講演番号P-52, 2011.1.12-13, 大阪. (ポスター)

藤村壮,吉田拓也,松村幸彦,中山祐正,中島田豊,美濃輪智朗,一原洋平「木質バイオ
マスのガス化メタノール合成」第6回バイオマス科学会議, 講演番号P-58, 2011.1.12-13,
大阪. (ポスター)

宗綱洋人,美濃輪智朗,松村幸彦「活性炭触媒懸濁系における廃グリセリンの超臨界水ガ
ス化特性」産業技術連携推進会議 環境・エネルギー部会総会, 2011.1.20-21, つくば.
(ポスター) [産総研つくば中央, 実際には前日の地圏環境分科会第2回土壌汚染研究会講
演会の場で発表]


<その他>

松村幸彦: 実行委員会総括, 第6回バイオマス科学会議, 2011.1.12-13, 大阪.

松村幸彦: 実行委員会幹事代行, 第6回バイオマス科学会議, 2011.1.12-13, 大阪.

吉田拓也: 座長, 技術02, 第6回バイオマス科学会議, 2011.1.12-13, 大阪.


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