広大熱工学メルマガ33号(2009.12活動報告)
広島大学大学院工学研究科 熱工学研究室
松村幸彦
井上修平
吉田拓也
新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。皆様いかがお過ごしで
しょうか。
昨年末には、研究室で山口に行って伝熱セミナーを開催、山口大学の加藤泰生先生に講演いただき
ました。流動層という、普段、なかなか聞く機会のない話を聞くことができ、学生にも刺激になっ
たものと思います。
広島大学では、英語コミュニケーション演習という講義で、修士の学生の英語力向上を図っていま
す。各研究室で、学生の研究に関する英語についてアブストラクトとパワーポイントを作成させ
て、チェックするのですが、そのコメントの量はみごとにTOEICの点と逆相関。さらに、研究室では
e-ラーニングを学生に課していますが、それをまじめにやる学生ほどTOEICの点が向上する傾向もみ
られます。
英語ができても工学ができなければ、という声もありますし、もちろん、その通りなのですが、一
方で、英語を一生懸命にすることが、忍耐力と、ものごとにしっかり取り組む態度にもつながって
いるようにも思えます。少なくとも、各学生の将来の可能性は広がりますし、また、最先端の技術
を知り、海外の技術を確認していく必要がある工学という分野においては、英語は必須です。TOEIC
が500点以上の学生には、国際学会での発表の機会も積極的に与えたいと思っています。
リクルータとして、相川さん、北山君が訪ねてきてくれました。リクルータで来ていただける方
は、ml-th-recrut@hiroshima-u.ac.jp までご連絡下さい。担当のM1の学生に届きます。(アドレ
スの recrut はあわててアカウントを作ったときに打ち間違えたものです。i がないのが正しいの
で念のため。)
12月の活動報告をお送りします。今回は、堀本太一様に寄稿をいただいています。
■ 寄稿(堀本太一様)
07年度修了の堀本です。現在は株式会社東芝にて、原子力発電所の設計に携わっています。最近は
なかなか広島には行けていませんが、リクルート活動等で機会があれば行きたいと思っています。
B4、M2は卒論・修論の提出や発表があり、M1は就職活動が本格的に始まる頃でしょうか。
私から皆さんに伝えたいことは「いつでもモチベーションを高く」です。
私の上司が良くこのような例え話をします。
同じ仕事をしている3人の煉瓦工がいました。
彼らに「何をやっているのか?」と尋ねたところ・・・
煉瓦工A「見れば分かるだろう。煉瓦を並べているんだよ」
煉瓦工B「1日1万円稼いでいるんだよ」
煉瓦工C「何年もここに建ち続け、見る人を感動させる大聖堂を建てているんだよ」
どの人が一番仕事に対するモチベーションが高いか分かりますよね。
モチベーションを高く持って仕事をしないと、仕事は面白くなく、やりがいも感じることができな
いと思います。
研究も同じで、卒業するためや先生に言われたからやるのではなく、この研究をすることによって
どんな良いことがあって、どれだけ世界の発展に貢献できるかなどと考えれば、良い成果が得られ
るのではないでしょうか。
それでは、広島大学熱工学研究室の名が世界に轟くように頑張ってください!!
■ 12月の学会発表、講演等
<著書>
松村幸彦:『バイオマスハンドブック 第2版』編集幹事、部分執筆, 「用語マップ」(pp.xiii-
xiv)、第2部5章「水熱ガス化」(pp.129-134)、「附録」(pp.403-514)、日本エネルギー学会編,
オーム社 (2009).
松村幸彦:『CO2固定化・削減と有効利用』第2編第2章1「超臨界流体利用技術」(pp.171-181)
湯川英明監修、シーエムシー出版 (2009) [2004年発行のもの、普及版として再発行].
<講演>
松村幸彦: 「バイオマスによる中国地域活性化の可能性」中国地域バイオマス協議会総会基調講演,
2009.12.7, 広島.
-------------------------------------------------------
なお、メルマガの配信停止の連絡、お気づきの点、コメントなどはmat@hiroshima-u.ac.jpまでお
願いします。
(@は半角に変えてください。)
ホームへ