広大熱工学メルマガ29号(2009.8活動報告)
                     広島大学大学院工学研究科 熱工学研究室
                            松村幸彦
                            井上修平
                            吉田拓也


かなり秋らしくなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

大学院の入試の結果が出ました。熱工学研究室からの受験生は全員合格、無事に大学院への進学が決まりました。

松村はタイを訪問、滞在中の中嶋君と山崎君の様子を確認、今度、熱工学研究室に来る予定の学生とも面談、帰国して
いるChamp君の論文を指導、Tawatchai先生と打ち合わせと、1泊3日ながら、実に忙しく、有意義な訪問をしてきまし
た。大学院の学生の結果は、その時に、中嶋君宛のメールで知りました。

夏休みもそろそろ終わり。熱工学研究室では9月18日からゼミが始まります。学会の季節も始まり、いよいよ忙しく
なります。

学会発表は、半分は運。結果が出るかどうか、適切な学会があるかどうか、によって発表できるかどうかが決まりま
す。学会発表ができたからといって成績が良くなるわけでもありませんが、一方で、学会発表は自分の研究を整理し
て、わかりやすく説明する力を伸ばす、よい機会でもあります。できるだけ多くの学生に、できるだけ多くの発表機会
を与えるようにとは考えています。ただし、来年の学会から、海外の学会発表の条件は TOEICで500点以上。また、菊
地先生の頃からですが、熱工学研究室では、修士2年の学生は3月の機械学会地方大会で必ず発表することを義務づけ
ています。既に学会発表した学生も必須。これは、相手に合わせて発表の仕方を変える練習と、同じ程度の他の大学の
学生を知ること、そして、広島大学の熱工学研究室として、地域の学会活動にも貢献していく責任のためです。

8月の活動報告をお送りします。今回は、石川智浩様から寄稿をいただいています。


■ 寄稿(石川智浩様)

21年度学部卒業生の石川智浩です。社会人になり早いことに半年近く経ちましたが、研修が多くまだ学生に近い気分
で過ごしています。そこで研修中ではありますが会社に入っての心構えとして役に立った言葉を述べたいと思います。

第一に、広島大学のキャリアセンター等で良くみかける「挑戦する 行動する」といった精神を忘れないことです。新
入社員として一番身に感じたのは、どこの配属になろうと初めての作業が多いことです。私もですが、新しい環境で不
安を多く感じる事が多いと思いますが、だからこそ「挑戦する 行動する」といった精神を忘れずに、積極的に行動す
ることが大事だと感じました。

次に大事だと感じたのは、「何事も食わず嫌いをせずに、興味を持って取り組む」ということです。会社に入って、誰
もがやりたい事が出来るかといったら必ずしもそうなるとは限りません。苦手な分野だからといって、放置しておくの
では無く、「なぜ、どうしてそうなるのか?」といった興味を持つことは大切で積極的に興味を持つことをオススメし
ます。

少し硬い話しになりましたが、上記の2点を記憶の片隅にでも置いておいてもらえたら嬉しい限りです。

最後になりましたが、研究室の学生の皆さん安全と健康を第一に、学生生活を満喫して下さい。熱工学研究室全員で切
磋琢磨していけるよう期待しています。
またソフトボール大会等都合が付けば応援に訪れますので、よろしくお願い致します。


■ 8月の学会発表、講演等

<論文・総説(査読あり)>

Yoshida, T.; Matsumura, Y.: "Reactor Development for Supercritical Water Gasification of 4.9 wt% Glucose
Solution at 673 K by Using Computational Fluid Dynamics", Ind. Eng. Chem. Res., 48(18), 8381-8386 (2009).


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